About me

写真左:モーセが神から十戒を授けられたというエジプト・シナイ山で (2009年6月) 写真右:水の少ない時だけ姿を現すタウシュベツ川橋梁で(2017年5月、高橋紀男氏撮影)

石井 一弘

1941年3月東京生まれ。
1964年日大芸術学部写真学科卒業、同年朝日新聞東京本社写真部入社。
1991年5月から北海道支社報道部写真係、1996年から報道部員。
2001年3月定年退職。以後もフリーの写真家として活動している。

96年の誕生以来、スポーツ担当記者として始めたサッカーチーム「コンサドーレ札幌」の取材は、
いまなお、「北のサッカーアンビシャス」の編集委員として継続中。

2000年3月、学生時代からのライフワークである北方領土と対峙する
根室半島一帯の昆布漁民の生活を撮った写真集『納沙布』を自費出版してその写真展を開催。
2009年、三浦綾子の作品とコラボした『小さなロバ』を出版、写真展を開催する。
また、2019年には続編ともいえる「愛のまなざし」を出版、翌年写真展を開催する。
札幌市南区に在住。

原点は記念写真

写真の原点は記念写真、というのが私の持論です。身近なもの、目についたものを奇をてらわずありのままに、そして、さり気なく撮る、それが私の流儀です。数ある記念写真の中で私が最も気にいっていて、且つ大切な写真が、6人姉妹である私の母と叔母たちが勢ぞろいした写真です。2004年5月、何十年か振りに母が帰郷した時の写真です。6人が揃った最後の写真です。この5年後、眼科医だった長女が(前列右端)が96歳で、さらに6年後、次女が101歳で亡くなりました。そして昨年2021年、末っ子が95歳で他界しました。ちなみに私の母(後列左から2人目)は、老人のリハビリ施設に入っていましたが、旭川展が始まる直前の2022年11月22日に104歳で亡くなりました。(2023年7月記)

母・美代の白寿(99歳)の誕生日に、子・孫・曾孫が集まった =2017年1月3日、東京都大田区にて

娘は東京にてフラワーデザイナーとして勤務。愛馬&愛犬と過ごす休日は、至福のひととき。=埼玉県の乗馬クラブにて

藻岩山方面からの定点撮影(札幌市南区)