3.11の記憶

東日本大震災

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あの大震災から3カ月が経ち、被災地に取材に行ってよいものかどうか、まだ逡巡していた頃、妻が行っている教会関係者から「大船渡教会が救援物資を求めている」との知らせが入った。ちょうど、『三浦綾子の舞台を旅する』の取材で秋田方面に行くべく、仙台へ行くフェリーを予約していたので、行くならこの機会しかないと心を決めた。

当時乗っていたランクルに教会の方たちと一緒に用意した物資を積めるだけ積みこんで、行き先を変えて妻と共に大船渡に行った。物資を届け周囲の惨状を撮影、さらに海岸線を北上、釜石、大槌町、山田町など被災地を見て回った。